会社員をやめてフリーランスになった3つの理由

今回は私が、会社員をやめて、
フリーランスになった理由について、
書きたいと思います。

目次

何の仕事をしているの?

仕事は大企業向けシステムの
導入・運用を10年以上やっています。

システムコンサルタンと呼ばれる仕事ですね。

先ほど述べたように、
私は会社員ではありません。

大学卒業後、
入社したシステム会社に10年程勤務した後、
退職してフリーランスになりました。

フリーランスになった主な理由は以下の3つです。
(理由の強さも%で表してみます)

  • 理由1.収入アップ(10%)
  • 理由2.当時の仕事にあきた(30%)
  • 理由3.将来への危機感(60&)

これらの理由の詳細について、
引き続き書かせていただきます。

フリーランスになった3つの理由

理由1.収入アップ(理由度:10%)

私が新卒で入社したシステム会社での収入は、
入社当時は別業種の友人等と比べても悪くなく、
むしろ若干良いくらいでした。

ただ年次を重ねると、
この会社の社員みなが実感することがあります。

それは基本給の上がり方は非常に少なく、
残業代で年齢相応の金額を稼ぐ生活に変わってくるということです。

私自身、「正当な残業」が必要となる仕事を多く割り当てられていましたし、
当時は、長時間労働自体もそんなに苦ではありませんでした。
(今は少々異なりますが…)

とはいえ、自分の時間を切り売りする生活に嫌気がさし、
フリーランスになりました。

フリーランスになると、契約が短期間になり、保険料や税金が高額になる分、
取り分は大きくなります。

ちなみに収入がどれ程増えたかというと、
額面で会社員時代(残業代含む)の収入の倍程度です。

保険料や税金が会社員より多く必要となるので、
手元に残るお金としては、会社員時代の1.5倍といった感覚でしょうか。
(税金や保険料ってなんでこんな高いんだろう・・・)

幸い、今のところフリーランスになって以降、
仕事が切れることはないので、
収入に関して特に不満はありません。

とはいえ、元の会社の収入でも生活自体に困ったことはないですし、
収入アップは大きな理由ではありませんでした。

理由2. 当時の仕事にあきた(理由度:30%)

当時はとある企業の新規システム導入プロジェクトに参加した後、
導入後の流れで、運用保守のプロジェクトにリーダーとして仕事をしていました。

リーダーと言うと聞こえはいいですが、実態はだいぶ異なります・・・

よくある話なのですが、システム導入プロジェクトがトラブル続きで大炎上・・・

どうにかこうにか本番稼働までこぎつけたものの、
運用でまた炎上するのは、誰が見ても明らか・・・

他の導入時のメンバーが、
運用保守担当としてプロジェクトに残るのを断っていきます。

そんな中、政治的な会社のしがらみなど含め、
お人好しの私が断り切れず、
運用保守のリーダーを担うことになったということです。

他の導入メンバーからは、「絶対断った方がいい!」と口酸っぱくいわれたんですけどね。

案の定、導入直後の運用保守は過酷でした。

去っていったメンバーが残していった多数の不具合を、
短い期限の中、対応するという過酷な日々です。

もちろんお客様への謝罪の枕言葉は欠かせません。

お客様から、

「できるって言ったじゃん!」

「詐欺じゃない!?」

「金返せ!」

というような有難いお言葉も沢山いただきました・・・

ただお客様も鬼ではありません。
(正直お客様の気持ちもわかりますしね。)

そんな過酷な日々をどうにかある程度やり過ごすと、
お客様の評価も上がってきます。

感謝をされる機会も多くなり、
同時並行して会社の評価も上がってきます。

1年程経つと、不具合は減り、
お客様の信頼も、上司からの信頼も向上し、
居心地もよくなりました。

「自分がんばったものだ・・・」とは思ったものです。

ただ、ここからが問題です。

私はこの運用保守を3年続けました。

お客様からの信用を得ると、
同じお客様が新しい仕事を依頼してくれます。

なので案件は増えていくので、仕事自体には困りません。

また、上司としてもお客様からの信用の根拠が、
「私が担当しているから」ということを理解しています。

なので私をこのお客様の担当から外すことは避けたがります。

会社としては、厚い信用の元、継続してお金を払ってくれる、
ある種「運用保守プロジェクトの最も理想の形」
と言えるでしょう。

・・・しかし、個人の感想としては異なります。

当時30歳前後の私にとって、
同じお客様の似たような案件に対応する日々は、
少しづつ惰性を感じるようになってきました。

(性格によるところは大きいでしょうが・・・)

「今年も同じ内容か…」

「新しい経験や知識は少ないな…」

上司に他プロジェクトに移りたいということは訴えていました。

ただ先述の通り、
会社として私を他プロジェクトに移すことは、
なかなか難しかったようです。

なので、会社への恩義はありながらも、
「退職が、今の状況を変える方法としては最適」
という考えに至りました。

これが2つ目の理由です。

理由3. 将来への危機感(理由度:60%)

最後の「将来への危機感」
これがフリーランスになった一番大きな理由です。

単純に考えたら矛盾してるように聞こえますよね?

一般的に「フリーランス」=「不安定」ですからね。

会社員の方が将来は安定していると考えるのが普通だと思います。

ただ私の考えは少々異なりました。

近年、私の会社では社会情勢や会社の成績に応じて、
早期退職の奨励リストラが行われ、
50代の社員は管理職を除いてほんの一握りでした。

恐らくこの傾向は他の会社でも似ていると思いますし、
今後業界問わず、加速すると思います。

昨今、テクノロジーや社会の変化が激しく、人口減少が続く日本において、
今後多くの企業は、成長どころか現状維持さえ難しいと思います。

そうなると企業が社員を守る体力は、ますます減っていくと思います。

同時に「会社員」=「安定」という状況も減っていくと考えました。

これからの時代は「自分の身は何かに頼らず自分で守る」必要があると考えます。

会社員のときに「会社が潰れた場合」、「自分がリストラにあった場合」を想像してみました。

「一度でも転職やフリーランスになったことがある人」と、
「一度の転職の経験もない人」では、
どちらが精神的に余裕があるでしょうか…

もし私が40代後半あたりでリストラにあい・・・
そのときに一度も転職の経験がない・・・
奈落の底に落ちてしまう自信があります。

私は、社会的にどれほど自分が通用するのか、
客観的に確認したいと考えました。

そしてできれば自信を身に着けたいと考えました。

それもできれば精神的余裕があるときにです。

人は「心」で動く生き物だと思います。

「精神的余裕」「自信」という、
ある意味、ぼんやりとした言葉ですが、
結局大事なところはここなのではと考えています。

もちろん、「自分は完璧です」という方はいるでしょうし、
それはそれで素晴らしいと思います。

ただ、自分に自信がない人こそ、
今後の社会の変化に対応するためにも、
「変化に慣れること」、「自分から変化すること」
を積極的にするべきだと考えています。

おわりに

ここまで長々とお読みいただきありがとうございます。

若干、説教くさくなりましたが、ここまでの思いは本心です。

「間違っている」という意見ももちろんあると思います・・・

ただ少しでも、「こんな考えもあるんだ」と、
現状や将来に不安を抱えている人の参考になれば幸いです。

今回はここまでとさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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