今回はプログラミングについて書いてみます。
はじめに
プログラムは機械やコンピューターを動かす命令文です。
スマホのYoutubeアプリを選ぶと
Youtubeアプリが起動するのもプログラム。
そこで検索すると関連動画が一覧で
出力されるのもプログラム。
選択した動画を流すのもプログラム。
世の中のほとんどの電化製品、電子機器の
動きをあやつっているのがプログラムです。
そんなプログラムを作ることをプログラミングといいます。
超初心者でもプログラミングを体験できるSCRATCH
昨今ではこのプログラミングの基本を
小学校、中学校等の若いころから
学習させる動きがあります。
日本人と会話するための国語、
外国人と会話するための英語、
コンピューターと会話するためのプログラミング・・・
世の中の多くのものが
プログラムでできているのだから
当たり前といえば当たり前だとは思います。
せっかくなので大人でもプログラミングの基本を学んでみよう、
そんなときにとても丁度いいサービスがSCRATCHです。
このSCRATCHでは複雑なプログラミング言語を知らなくても、
プログラミングとはなんたるかを簡単に学べ実践できます。
プログラムの作り方は簡単で、
左のウィンドウの部品を中央のウィンドウで組み合わせるだけです。
作ったプログラムは右上のウィンドウで動きを確認することができます。
例えば以下の「もし~なら」の部品が、
本物のプログラミング言語では、
「IF~」というプログラミング言語で表されたりします。
(「IF」もつまるところ「もし」と同じ意味ですが。。。)
プログラミングの基本構造をSCRATCHで組んでみる
では早速プログラミングの基本構造といわれる以下の3つの動きを、
SCRATCHで組んでみたいと思います。
①順次処理
②分岐処理
③繰り返し処理
基本構造①:順次処理
順次処理は、プログラムに書かれている内容を上から順番に処理をする一番シンプルな構造です。
SCRATCHで、順次処理のみで「今日のご飯は何にしようプログラム」を作ってみました。
このプログラムを実行(右上の緑旗アイコンを押す)すると、
以下の結果になります。
シンプルすぎて逆に少しわかりずらいかもしれませんが、
「朝ご飯」、「昼ご飯」、「夜ご飯」に「パン」等の値を格納し、
表示するだけのプログラムです。
順次処理は一本道でデータベースへのアクセスもないため、
結果は変わらず、永遠にパンとラーメンと焼肉を食べ続けることになります。
基本構造②:分岐処理
分岐処理は、特定の条件の場合は処理A、特定の条件の場合は処理B・・・
というように、条件に応じ異なる処理を行う構造です。
パンとラーメンと焼肉だけではメタボ一直線なので、
「今日のご飯は何にしようプログラム」に分岐処理を追加しました。
このプログラムを月曜日に実行すると以下の結果になります。
今日の曜日が「2(月曜)」、「4(水曜)」、「6(金曜)」の場合と
それ以外の場合で、各ご飯に格納される食べ物が変わるようなりました。
※曜日は日曜「1」から土曜「7」まで数字が割り振られているようです。
これで多少は健康的な生活が送れます。
基本構造③:繰り返し処理
繰り返し処理は同じ処理を複数回繰り返す構造です。
今度は「夜ご飯の予算はいくらプログラム」です。
このプログラムを月曜日に実行すると以下のようになります。
曜日(日曜「1」~土曜「7」)の値の回数分、1000円を加算するプログラムです。
月曜なので1000円加算を2回して、2000円となります。
(本来、こんなのは掛け算をすればいいだけなのですが)
おわりに
今回、超簡単なプログラムを組んでみましたが、
SCRATCHではもっと複雑なプログラムも組めます。
もし興味を持った方は、ぜひ挑戦してみてください。
余談ですが人間の脳も一種の超複雑なプログラムだと思ったりします。
今日の献立も、みなさんの頭の中にある「今日のご飯は何にしようプログラム」が、
毎日稼働して決めてくれています。
「今日のご飯は何にしようプログラム」 だけではなく、
「どの服を着ようプログラム」
「何を話そうプログラム」
「何時に寝ようプログラム」
・・・等々、四六時中プログラムが稼働しています。
たまには「今日の夜ご飯でラーメンを選択した理由」を考えてみると、
自分の頭の中のプログラムを解析できておもしろいかもしれません。
そして何か行動を変えてみようと考えている方は、
頭の中のプログラムを書き換える必要があるので、
プログラミングの構造を理解していると、
解決の糸口になるかもしれません。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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