リモートワークと出社勤務どっちがいいか?

今回はリモートワーク出社勤務の、
メリット・デメリットについて書きます。

目次

はじめに

私はコロナが発生してからここ2年ほど、
完全にリモートワークで仕事をしています。

仕事内容自体は、過去の出社勤務※と、
基本的には変わりません。
※出社というか客先・プロジェクトルーム勤務

とはいえ、
「一人で家で働いている」のと
「みんなと会社で働いている」のでは、
様々な面で違いがあります。

私自身、
システムコンサルタントという仕事がら、
以下のような一般的なビジネスパーソンが行う、
業務内容がバランスよくあります。

  • エクセルやパワーポイント等の資料作成
  • システムや制度等の各種調査
  • プロジェクトの作業計画や調整
  • プレゼンやファシリテーション含む会議参加
  • メール等による各種コミュニケーション

今回は、これらの作業をした上で感じる、
リモートワークと出社勤務それぞれの、
メリット・デメリットを、
以下の4項目について書いてみたいと思います。
※独断と偏見によるものなのでご理解ください。

  1. 作業環境
  2. 時間効率
  3. 会議
  4. コミュニケーション

リモートワークと出社勤務の比較

【比較①】作業環境

〇リモートワーク:★★★★★
・メリット:体勢・服装・音楽など自由度が高い、周囲の動きが気にならない
・デメリット:快適な環境構築にはお金がかかる、雑談による気分転換が難しい

〇出社勤務:★★☆☆☆
・メリット:設備や備品が用意されている、雑談がしやすい
・デメリット:体勢・服装・音楽などが制限される、周囲の動きが気になる

現在のリモートワーク環境では、
会議のタイミングを除いて、
体勢、服装などが完全に自由です。

集中できる環境というのは、
人によって異なるため、
自由に環境を用意できるリモートワークは、
かなりやりやすいと思われます。

例えば、私は仕事をする上で、
無音すぎる環境は、逆に集中できないため、
ラジオをかけていることが多いです。

また、集中できないときは、
ソファやベッドなどに移動して、
気分転換をする場合もあります。

他に、周りの人の動きが気になるというような、
少し敏感な人にとっても、
完全に一人になれるリモートワークは、
快適な環境でしょう。

ただ、家の作業環境を整えるためには、
お金や時間がかかります。

私が今使用している作業用の椅子は、
あまり深く考えず、安いものを購入したため、
正直体にあっておらず、買い替えを検討中です。

そもそも家によっては、
作業用のスペース自体がとれず、
困っている人もいると思います。

そう考えると、会社が用意してくれている、
「オフィス」というのは、
贅沢なものだとも感じます。

オフィスによっては、
備品や飲み物などが、無料の場合もありますし、
最近では各席が、ついたて等で、
完全に仕切られているところもあり、
集中しやすいオフィスも増えてきた印象です。

それとこれは人によりけりでしょうが、
リモートワークでは、
同僚と直のコミュニケーションができないため、
雑談や同僚とのランチがお好きな人は、
ストレスかもしれません。

【比較②】時間効率

〇リモートワーク:★★★★★
・メリット:通勤時間・出社準備の時間がほとんど不要、定時退社がしやすい
・デメリット:監視の目がないため自主性と自己管理能力が求められる

〇出社勤務:★☆☆☆☆
・メリット:他人と仕事することで仕事をさぼれない(少なくともさぼりにくい)
・デメリット:通勤時間・出社準備に多くの時間が必要、定時退社しにくい

当然ですが、リモートワークでは、
通勤に要する時間がゼロです。

今まで、プロジェクトごとに、
勤務先は変わりましたが、
通勤時間に要する時間を平均すると、
ドアtoドアで最低でも片道1時間くらいは、
かかっていた印象です。
(1時間以上かかる人も多いと思います)

往復で1日2時間、週で10時間、月で40時間、
年間480時間(まるまる20日分)ほど、
通勤についやすことになります。
(通勤のための身だしなみの準備を含めると、
さらに多くなるでしょう)

通勤時間を有効活用できる人・好きな人は、
もちろん問題ないですが、
満員電車を利用する人や、
駅まで遠い人にとっては、
ぜひとも省きたい無駄な時間です。

雨や雪が降る日なんかは、
通勤のげんなり感も倍増です。

それと職場によっては、
周りの人が残業していると、
(空気を読んで?)なかなか早く帰りにくい、
こともあると思います。
(最近はだいぶ減ったでしょうか)

リモートワークの場合は、退勤時に周りの目を、
気にする必要はありません。

ただ、リモートワークは周りに人がいない分、
良くも悪くも、
本人のペースで仕事を進める必要があります。

自己管理能力が低い人、計画性がない人は、
作業効率が下がってしまう可能性があるので、
注意が必要です。

【比較③】会議

〇リモートワーク:★★★☆☆
・メリット:議論が発散しにくく会議の軸がぶれにくい
・デメリット:軽い発言がしにくい、参加者のリアクションがわかりにくい

〇出社勤務:★★★★☆
・メリット:軽い発言がしやすい、参加者のリアクションがわかりやすい
・デメリット:議論が発散しやすく会議の軸がぶれやすい

会議はリモートワークと対面で、
大きく雰囲気が異なります。

リモートワークでの会議は、
雑な発言を気軽にすることや、
隣の人に話しかけるようなことができないため、
会議の主題から、はずれにくいです。

以前より嫌いだった、
無駄な会議、何も決まらない会議は、
減ったような印象です。

逆に、相手のリアクションが見にくいため、
ファシリテーターは、対面の会議よりも、
参加者の理解の程度や想いなどを、
こまめに確認する必要があります。
(顔出ししていない場合は、なおさらです)

ですので、非常に微妙なところですが、
難易度の高い会議ほど、
時間と場所さえ合えば、
対面でやった方がやりやすいかな、
という印象です。

それと、リモートの会議では、
雑な発言がしにくい分、
明確な議題がなく、
遊びや無駄が必要な会議には、
逆にあまり向きません。
(クリエイティブな会議は、
こんな感じなんでしょうか・・・)

このような会議は、
私の仕事では多くはないですが、
職種やプロジェクトの種類によっては、
リモートの会議はやりにくいのかもしれません。

【比較④】コミュニケーション

〇リモートワーク:★★★☆☆
・メリット:(文字中心なので)認識違いが起きにくく、個人のタイミングでコミュニケーション可能
・デメリット:(文字中心なので)感情や状況がわかりにくい、文章能力・論理的思考力の必要性が高い

〇出社勤務:★★★☆☆
・メリット:(会話中心なので)感情や状況がわかりやすい、文章能力・論理的思考力が低くてもどうにか伝わる
・デメリット:(会話中心なので)認識違いが起きやすい、コミュニケーションをとる相手のタイミングを合わせる必要がある

コミュニケ―ションの面では、
一長一短といった感じです。

リモートワークでは、
チャットやメールなどの、
文字のコミュニケーションの割合が、
出社勤務では、
対面や会議などの、
会話のコミュニケーションの割合が
増えやすくなります。
(もちろんリモートでも出社でも併用はしますが)

これまで「文字」よりも、
とりあえず「話す」「会議する」、
といったコミュニケーションを、
メインとしてきた人にとっては、
リモートワークは、
かなりきついかもしれません。

「会話」は瞬発的に修正できるため、
ある程度曖昧でも、
コミュニケーションは可能でしたが、
「文字」はそうはいきません。

「文字」の場合、
正確に相手に伝えるスキルがなければ、
やりとりの回数やミスが増えてしまい、
コミュニケーションのコストが増大します。

ただ「文字」で正確に情報を伝えるスキルがあれば、
「記録が残せる」「認識違いが減る」
「お互い好きなタイミングで返信できる」
など、
メリットはたくさんあります。

また、文字コミュニケーションでは、
相手の感情がわかりにくいため、
良くも悪くも空気を読まず、
仕事を進めることができます。
(空気を読みたい人にはつらいかもです)

ただ、コミュニケーションについては、
リモートでも出社でも、
臨機応変に「文字」と「会話」を、
使い分けることが重要です。

おわりに

個人的には、
シンプルにリモートワークのメリットは多く、
もっと普及するべきだと考えます。

パフォーマンスが下がったという感覚も少なく、
無駄な通勤時間や制限がなくなるのは、
大きなメリットです。

ただ、ベタで古臭い考えかもしれませんが、
新入社員や新しいプロジェクト開始時などでは、
人となりや想いを理解することで、
コミュニケーションがとりやすくなり、
仕事が円滑に進むというのは事実だと思います。

基本はリモートでも極端になりすぎず、
節目節目では対面でのコミュニケーションを、
混ぜ込むのがいいのかな、という印象です。

今回の記事はここまでとなります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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